2019.02.26旅する

究極のデトックスを求めて 瀬戸内海に浮かぶ仙酔島へ

今週末のSOLO WALKは、福山の「鞆の浦」へ。

福山駅で新幹線を降りて、バスに乗ること30分。瀬戸内海に面した鞆の浦に到着します。
その昔は備後灘を行きかう船が、ここで潮待ちをしたので大いに栄えたというだけあって、街を歩くと時代劇の舞台に降り立ったよう。古きよき時代の香りがする港町です。

最近では、「銀魂」「崖の上のポニョ」や「流星ワゴン」のロケ地だったことから、この地を訪れる人が増えたらしいのですが、今回の目的は別のところに。 その鞆の浦から連絡船で5分渡ったところにある、小さな島にあるちょっと変わった風呂に入ることが目的です。

【鞆の浦】

まずは港の周りの古い街並みを一回り

ゆっくりゆっくり歩いても小一時間もあれば、全ての路地を通って大体の街並みを把握できそうな鞆の浦。 歴史ある街並みや古い建物を守って、そのまま使い続けながら生活している様子がよくわかります。 地元名産の薬酒を売っている店があるかと思えば、おしゃれなカフェにリノベーションした倉もあります。 京都とはまた少し違った、歩く楽しさが味わえる場所です。

シンボルタワー「常夜灯」は、海上安全の守護神

今でも夜になると明るく灯る鞆の浦の常夜灯は、港を出入りする船を見守りながら、すくっと建っています。
すぐ側にはベンチがあって、ちょっと前まで船に乗っていた海の男たちがタバコをくゆらせながら、この港町の歴史を観光客たちに聞かせていました。

寺町ならではの大勢のネコに癒される

寺町通りには、歴史のある神社やお寺がいくつも並びます。歴史ある街並みや旧跡を歩くだけでも楽しいのですが、やはり寺町にはネコが多くて、つい彼らと遊んでしまいます。

【鞆の浦 寺町通り】

いよいよ、不思議な島、仙酔島へ

平成いろは丸という渡し船に乗ること5分。仙人も酔うほど美しいという意味をもつ仙酔島に到着です。 なんでも歴代の天皇陛下が訪れるという由緒ある島だという話なのですが、昭和の初期には賭博も開かれていたとか。 この島のパワースポット「五色岩」の話など、興味深い話が耳に入ってくるので、好奇心は高まるばかりです。

【仙酔島】

2時間かけて、5つの風呂を巡り毒をだす!?

ここには、洞窟で蒸し風呂などに入りながらデトックスができる究極のお湯めぐりコースがあります。
ちょっと怪しい場所かなと思ったのですが、普通の日帰り温泉のような場所でした。
湯浴み着に着替えて、風呂を巡ります。
まずは、原始人が住んでいそうな洞窟の中に入り、海藻の蒸し風呂に15分。かなり汗をかいたあとに外にある塩水のお風呂へ。体に浮遊感を感じながら火照った体を整えます。その後、ヨモギとビワの蒸し風呂でしっかり蒸されたあとは、そのまま海岸に出て、海に浸り浜に戻るを3階繰り返しました。砂浜をしっかり歩き、季節の薬草の風呂を海を見ながらゆったり楽しみます。最後にもう一度ビワ蒸し風呂に入って仕上げです。
瀬戸内を世界一の露天風呂に見立てるという大胆さ。この仙酔島という場所でなければ、思いもつかない大胆なアイデア。
美しい瀬戸内海が、淀んでいた疲れを溶け出してくれました。

【お湯めぐりコース】

尾道へも立ち寄って、うわさのチョコレートをお土産に

帰りは、フェリーに1時間ほど乗って尾道に出てみました。なぜなら、行ってみたいチョコレート工場が尾道の対岸、向島にあるから。
山の中にあってとっても行きにくいけれど、わざわざ訪ねる価値がある「USHIO CHOCOLATL」です。「食べるチョコレートから 感じるチョコレートへ」が合言葉。
香ばしいカカオの香りに包まれて、試食をしながら、個性的なチョコレートを楽しみました。
パッケージもかわいいのでおみやげにぴったりです。

【USHIO CHOCOLATL】

100年以上かわらない蒲鉾も手に入れます

そして、定番のお土産もやはり欲しいところ。
そこで、昔ながらのアーケード商店街にある「桂馬蒲鉾商店本店」へ。屋号の焼印が押された「駒焼」は、優しすぎる口当たりでいくつでも食べられてしまいます。
広島の特産品、干し柿の形を模した揚げ蒲鉾もお土産に喜ばれました。

【桂馬蒲鉾商店本店】

デトックスという俗な興味だけで出かけてみた鞆の浦でしたが、京都から逃げ延びた神社仏閣が作った寺町と港がステキに融合した異次元空間でした。
そして意外にも尾道がとても近いことに驚きました。
尾道では、いくつかまだ気になるスポットがあります。しまなみ海道の自転車旅も気になるところ。いつかまた、今度は尾道を起点に旅をしてみたいなと思いました。

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